政治・産業コンプレックスの変貌 7
あらゆる資本主義的空間に特有なこの無関心の高まりを押さえることができるという考えは・・・
ましてや、この無関心に代わって今世紀初頭に西側のすべての民主主義に見られたような態度が復活するであろうという考えは、今日まったく可能性がありません。
その逆にきわめてありそうに思われることは、政治的生活の現在のような組織化に対する本格的な異議申し立てが現れてくる、ということです。
つまりわたしたちは無関心から敵対関係へと移行するであろう、ということです。
近年資本主義諸国で政治家に対する異議申し立てが現れてきていますが、この異議申し立ては新しいわけでも、とりたてて規模が大きいというわけでもありません。
ただし、それらの異議申し立ては、前世紀の末にヨーロッパのいくつかの諸国で生み出されたのと同じ様相を帯びることはありえないでしょう。
経済発展は市民道徳を高めています。
わたしたちはもはや政治家をただちに縛り首にしたり、いじめたりすることはありえません。
しかし、政治家はあからさまな敵対的感情の的になりえるでしょう。
この敵対的感情は、資本主義全体が多少とも効果的な議会制民主主義・・・
それは、生誕以来資本主義とのかかわりをもっているを保持することの是否について問うことの根拠となるでしょう。