政治・産業コンプレックスの変貌 2
第一に、選挙に際して市民の参加がたえず減り続けています。
今日ではついにアメリカ人の1億1000万人から1億2000万人が、つまり有権者の3分の2が、投票しなくなっています。
投票の対象が州知事であろうと、市長であろうと、大統領であろうと、そうです。
この動きはヨーロッパでも広がっており、イタリア、フランス、さらにはイギリスにおいて、投票棄権者の比率が大多数の地方選挙で五0%近くに達するようになりました。
イギリスでは、首相があきらかに有効投票の30%以下を、つまり有権者の15%を獲得するだけになっています。
・・・いたるところで、国家の最高の職務を執行する男女は、おのれの正統性の根拠をもはや過半数の代表に置いていないのです。
またこの正統性がもっとも恵まれない社会階層の代表にもとつくことさえありません。
・・・というのは、高額所得者層(上位の10分の2)のほうが最貧困層(下位の10分の2)よりも、2倍も多く投票するからです。
ついで政治的生活のこのような後退は、選挙以外の市民参加にまで及んでいきます。